将棋の紹介
羽生さんの将棋の本をみていたら、
海外の将棋大会の棋譜(記録)をもとにして、
将棋に基本を説いているものがあったのを記憶しています。
海外でも少しずつ普及しているようです。
SHOGI is a Japanese Chess.
ですね。
The shogi board is 9 rows by 9 columns.
将棋盤は、9×9マス(9行9列)です。
チェスとの最も大きな差は、
You can capture the other player’s pieces and use them as your own.
相手のコマを取ったら、自分のコマとして使えることですね。
将棋は面白いですね。おすすめです!
将棋のコマ
将棋のコマの動きは、チェスのコマの動きと同じものがあるので、それらは同じ名称で呼ばれているようです。
日本語 | 英語 | 成り | コメント |
---|---|---|---|
王将 | King | これは文字通り、違和感はないですね。 | |
飛車 | Rook | Dragon | チェスのルークと同じ動きなので。もともとは、城とか戦車とかの意味です。しかし、辞書では、チェスのルークのほかには、カラスににた鳥の名と出ていました。 |
角行 | Bishop | Horse | チェスのビショップと同じ動きなので。司教などの聖職者の意味です。 この英訳は、日本人からするとしっくりこないですね。 |
金将 | Gold general | Generalは「将軍」の意味です。そのままですね。 | |
銀将 | Silver general | Promoted silver | 金将と同じですね。 「成る」はpromoteですね。ポケモンの進化みたいな感覚です。 |
桂馬 | Knight | Promoted knight | チェスのナイトに近い動きをするので。騎士の意味ですが、これは日本語ともあっていますね。場所は違えど、考えることは同じですね。 |
香車 | Lance | Promoted lance | 香車がまっすぐとんでいく姿はLance(槍)ですね。 |
歩兵 | Pawn | Tokin | チェスのポーンに近い動きなので。 成ったら「と金」。とられてもダメージが小さく、かつ、とても強力なコマに成長します。 |
歩兵(いわゆる歩)、Pawnをケンブリッジの辞書で見てみると、
a person who does not have any real power but is used by others to achieve something:
他人が何かを達成するために使われる人であって、実際には力を持っていない人のこと
という意味でした。
Promotion 「成り」
コマが成る、というルールの和訳を試みました。
ある程度の意訳もはいっていますが、
ブロックごとに訳すようにしているので、
それぞれの意味するところもわかるかと思います。
A player’s promotion zone consists of the furthest one-third of the board – the three ranks occupied by the opponent’s pieces at setup.
プレイヤーのコマが成ることができるのは、プレイヤーからみて離れている方の盤面の3分の1にあたる箇所です。最初の並びの時に、相手のコマで占められている3段です。
The zone is typically delineated on shogi boards by two inscribed dots.
そのゾーンは、一般的に、将棋盤に刻まれた2つの点によって示されています。
When a piece is moved, if part of the piece’s path lies within the promotion zone, then the player has the option to promote the piece at the end of the turn.
コマを動かしたときに、成ることのできるゾーンに入る場合には、プレイヤーは、そのコマを成ることができます。
Promotion is indicated by turning the piece over after it moves, revealing the character of the promoted piece.
成るという意思表示は、コマを動かした後で、コマをひっくり返すことによって示され、成ったコマの文字が示されます。
将棋は勝利がすべて
You win the game when you capture the other player’s king.
相手の王将をとったら、あなたの勝ちです。
本当は、相手の王将を詰ませたら、というのが正確ですね。
将棋は礼儀も重んじるゲームなので、
自分が負けるとわかった時点で、
みずから「負けました」と発声し負けを認めるんですよね。
「将棋は勝利がすべてじゃ!」は、
最近はまっている将棋のオンラインゲームで、
負けたときに時々使われる文句です。
負けると悔しい、勝つと嬉しい。
ゴルフのように、
全体のスコアは悪いけど、
今日のあのショットは見事だった! みたいなのがないんですよね。
当たり前のことですが、これが将棋の趣味としてのつらいところかな…。
勝てばいいんだから、ポジティブに行こう!
We had a comeback!
私たちは逆転勝利した。
スポーツなどで、comeback は、こういう風によく使われます。